x-Servletの導入により、制約にしばられない自由なコンテンツ作成を実現
20代から30代の女性に圧倒的な支持を得ている日本最大級のファッションショッピングサイト 『magaseek』(マガシーク) 。
そのケータイ向ECサイトにx-Servletが利用されています。
マガシークの利用者の中心は20代から30代の女性たちで、いわゆる「F1層」といわれる消費行動に積極的な世代だ。またF1層の女性は世の中の流行にもっとも敏感な世代とも言われている。
そういった敏感な世代へのアプローチとして、マガシークではコンテンツのリッチ化を必須項目として、ケータイ向けサイトのフルリニューアルを決意。基幹を支えるコンテンツ変換システムの導入にあたっては、約1ヶ月の期間をもって選定にあたった。
利用者に合わせてコンテンツを出し分け
コンテンツのリッチ化はフルリニューアルの最大のポイントであり雑誌との連携をコンセプトに掲げるマガシークにとっては必須項目であった。
そのような中、作り込まれた誌面と遜色のないコンテンツを提供することはリニューアル前からの大きな課題でもあった。
今回のコンテンツ変換システムの選定にあたっては、コンテンツのリッチ化を実現するための機能として「端末性能に合わせたコンテンツの出し分け」が必須となっていた。
独自のケータイ端末情報を持つx-Servletでは、「端末別変換ルール」を設定することで、アクセスする端末の性能別にコンテンツの出し分け処理が可能となるなど、より高度で柔軟なコンテンツ制作を実現することができる。 マガシークの担当者は、x-Servletの導入によって実現されたコンテンツのリッチ化のメリットを以下のように語ってくれた。
「ケータイ端末の性能ごとに細かくグループ設定できる点がx-Servletを選んだポイントです。端末によってデザインを変えたり、絵文字を使い分けたりということが柔軟にできるようになり、コンテンツの幅がどんどん広がっていっているように思います」
増加する情報処理に対応
コンテンツのリッチ化に伴い、サイトで取り扱う情報量は格段に増える。開発を担当した伊藤忠インタラクティブでは、コンテンツのリッチ化の実現と同様、「増加する情報への処理」についてもシステム選定の重要なポイントとしていた。「コンテンツのリッチ化はユーザ様に歓迎されるものですが、情報量の増加によりページ表示に遅延が発生したり、検索処理がタイムアウトするようなことがあっては歓迎されません」特にケータイ向けのECサイトでは、利用者にストレスを強いることは致命的である。
「x-Servletを導入して以来、システムトラブルはほとんどありません」と、伊藤忠インタラクティブの担当者はx-Servletの安定性に太鼓判を押す。
運用効果によるコストメリットも
リニューアル前のマガシークでは、3キャリアごとにコンテンツを制作しており、増大するコンテンツの中でコンテンツ制作の手間や、データ管理も大きな負担となっていた。「リニューアル前はiモード用のコンテンツを流用して3キャリアのコンテンツを制作していたため、導入後と比較して2倍以上の手間がかかっていました。それがx-Servletの導入により一気に軽減されました。また、続々と発売される新端末についても端末情報の自動更新により対応されるため、運用に手間がかからずコストメリットも非常に大きい」
今回のリニューアルに伴うx-Servletの導入は、コンテンツのリッチ化と情報処理のほか、運用面においても大きな効果をもたらすことになったようだ。
実際その効果を元にマガシークでは、姉妹サイトである『OUTLET PEAK(アウトレットピーク)』や男性向けECサイト『mfm』においてもx-Servletを利用した運用を始めている。