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モバイルファースト時代のマルチデバイス対応を確実・簡単に

I Love(?) Bluetooth!

皆さま初めまして、実機検証チームの山崎です。皆さまよろしくお願いします!

はじめに

さて、皆さまもお使いの携帯電話は、音楽が聴けたり、テレビ(ワンセグ放送)が観れたり、電車に乗れたり、買い物ができたりと、生活に欠かせないものとなり、それに伴いさまざまな機能が実装されています。

そういった中で今回は、最近の携帯電話に多く搭載されている“Bluetooth(ブルートゥース)”について書きたいと思います。

Bluetoothの普及

上にも書きましたが、Bluetooth(以下BT)機能を搭載する端末はここ最近増えてきており、今年発売されている端末では実に2台に1台がBT機能を搭載しています。(5/25現在)

今まで一部のビジネスマン向けであったBT機器も今日では多様化して、一般のユーザー様でもBT機器を愛用する方が増えてきています。

またそういったBTの普及を支えるものとしては、携帯電話に搭載されたオーディオ機能のおかげではないでしょうか。
いい音楽を良質なスピーカで聴きたい、洗礼されたデザインで音楽や通話を楽しみたいという好奇心が「BTを利用したい」という源になっているかと思われます。

今回はそんなBTのオーディオ機能について焦点を当てていきます。

Bluetoothのオーディオ機能の検証

BTのオーディオ機器では下記の検証が主となっています。

  • 正しくペアリングできるか
  • 正しく音楽機能が動作するか

また、オーディオ検証で発生している現象は下記の通りです。

  • (接続中に)音楽が再生されない
  • (接続中に)音楽が再生されるが音が鳴らない
  • 曲戻り、曲送り、一時停止などが機能しない
  • 一時停止した後は機器操作ができない
  • 着信応答中、音楽再生が一時停止されないため、通話を終了したあと音楽は途中から再生される
  • 着信後に音楽は停止状態になる

これらの現象は端末が各プロファイルに対応していないことが挙げられます。
また、端末のプロファイルが「A2DP」、「AVRD」に対応しているにもかかわらず、音楽が聴けない場合はBT機器自体に「A2DP」、「AVRD」が搭載されていない可能性があります。

単にBT機器と端末の相性が悪いということも考えられますが、相性が悪いと感じた場合は正しく接続されているかを確認しなければなりません。

機器検証では、「機器の電源を切り再接続する」という項目が頻繁に見受けられますが、その項目が原因で、一度接続を切断した際に「A2DP」「AVRD」が切れてしまうことがあります。

「A2DP」「AVRD」接続が切れてしまった場合は、再度接続し直せば済むのですが、たまに接続し直したとしても今までにない、不可解な現象が発生することがあります。
厄介なことに、このような現象は再現性がないため、不可解な現象をもう一度同じ条件で再現しようとしてもうまくいかないことが多々あります。
ここの見極めがBT検証の難しいところだと思います。

このような現象が起こった場合は、機器の電源を落として時間を置く、機器のリセットをかける、端末のBT情報をすべて消去する、充電する、などして再度実施すると解消されやすいです。

ただ、設定リセットをユーザー様が行ってしまうと着信設定や暗証番号もデフォルトに戻ってしまいますので、なるべくBTメニューを使って接続機器を削除する方法がよいかと思われます。

奥の深いBluetooth

各メーカ様のBT機器は互換性はあるものの、機器と接続する端末によって、うまく機能しない、相性が合わないなどの不具合があります。

あるメーカ様の機器ではうまく接続できなかったのに、別のメーカ様の機器での検証時にはスムーズに接続ができた、ということはよくあります。
例外ですが、端末に搭載されているプロファイルは最新式なのに、どのメーカ様の機器でも思うように機能しない端末も中にはあります。
ひと世代前の端末ではあるものの最新式のプロファイルを備えた端末にも負けないたくましい端末もあり、驚かされることもあります。

BTは意外に奥が深い機能といえます。

そして、そんなBTの検証を好きになり始めている自分がいます…。

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