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x-ServletでSEO対策

x-Servlet は SEO には不利?[ x-Servlet対応バージョン 2.7.2 ]

この度、皆さんに弊社の製品やサービスをよく理解していただくために「テクニカルノート」と題して継続的に情報発信をしていくことになり、今回弊社製品についての記事を担当しますフレックス・ファーム技術チームの丹治です。

今回は、私が現在機能拡張を担当しております携帯向けWebサイト変換ソフトウェア「x-Servlet(クロスサーブレット)」が、市場でのニーズが高まっている「携帯SEO」に対してどのような影響を与え、それに対してどのような対策があるのかをご紹介したいと思います。

SEOに不利な条件

一般的に携帯SEOに不利な条件として以下のようなことが上げられております。

  • URLが動的である(URLパラメタによるセッションIDなど)

    クローラはセッションIDなどを含むURLを巡回したり解析したりすることが苦手と言われているため。

  • 同一URLだがアクセスする度にページの内容が異なる

    URLとコンテンツ内容が1対1でひも付いていることが有利と言われているため。

  • キャリアのページ記述仕様に準拠していない

    キャリア公式クローラはキャリアのML仕様に準拠していないとマイナスになると言われているため。

SEOに影響するx-Servletの機能

上記を x-Servlet の機能に照らし合わせてみると、それぞれ以下の機能が影響を与えることになります。

  • 「URLが動的である(URLパラメタによるセッションIDなど)」に対しては・・・

    【影響:×】セッション管理
    Cookie代行や変換した画像のキャッシュ、分割したページのキャッシュなどを行うためにセッション管理を行っており、URLパラメタとしてセッションIDが付与されてしまいます。

    【影響:×】負荷分散のための二重化機能
    負荷分散を行うために x-Servletを複数台構成とする場合、URLリライトによりURL内にサーバIDを埋め込むことで接続先のサーバを識別してしまいます。
    (参考:オンラインマニュアル「二重化機能」「クローラの判別」)

  • 「同一URLだがアクセスする度にページの内容が異なる」に対しては・・・

    【影響:×】端末のキャッシュサイズを考慮したページ分割機能
    表示するページサイズがアクセスしてきた端末のキャッシュサイズを超えてしまう場合、端末にあわせてページ分割を行うため、同一URLにもかかわらずページ内容が異なってしまいます。

  • 「キャリアのページ記述仕様に準拠していない」に対しては・・・

    【影響:○】 基本機能であるML変換機能
    アクセスしてきた端末のキャリア仕様に合わせてML変換を行うことはx-Servlet の基本機能です。元コンテンツにキャリア仕様に準拠していないタグや属性があった場合はカットして出力します。

現在の x-Servlet における回避策

先日リリースされましたx-Servlet 2.7.2ではユーザが任意にクローラのUserAgentを設定し識別させることが可能となりました。その機能を利用して、クローラからのアクセスの場合は変換モードを「スルーモード」と設定することにより、セッション管理を行わずに出力させることが可能となり、前述したSEOに対して不利に作用していると思われる振舞いを最小限に抑えることができます。
(参照:オンラインマニュアル「 コンテンツルールのモード」)

これは記述されているコンテンツを変換せずに、そのまま出力させるモードです。この設定により下記のような振舞いとなります。

1 OK ML変換を行わないため、セッション管理が不要となりURLにセッションIDが付与されません。
2 OK ML変換を行わないため、ページ分割を行いません。
3 OK セッション管理が不要なため、負荷分散環境においてもURLリライトによるサーバIDが付与されません。
4 NG ML変換を行わないため、キャリアの仕様に反したコンテンツが出力される場合があります。

以上の項目のうち
No.4 についてはSEOには不利に作用することになってしまいますが、Googleモバイル、Yahoo!モバイルのクローラ公式資料を参照しても、キャリア仕様に準拠していた方が有利であるとは明記されておりません。ですので、各キャリアの公式クローラに対してのみ不利に作用するものと思われます。

このように、クローラからのアクセスに対しては「スルーモード」とすることでSEOへの影響を最小限に抑えることが可能となります。

(※クローラの詳細仕様については公開されておらず、検索サイトでのスコアアップを必ずしも保証するものではありません。)

x-Servlet の今後の展開

現段階のx-Servletでは紹介した設定が SEO に対しては最も有効だと思われますが、前述のとおりキャリアの公式クローラに対しては最適とはいえません。今後のバージョンアップにおいて何らかの対応を考えています。

私たちフレックス・ファームは今後も x-Servlet がサイト事業者の方にとって付加価値の高い製品であり続けるために努力していきたいと考えております。ご期待ください。

参考

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