携帯サイト制作道場
携帯サイト制作開始 (1)
Web制作チーム
服部
2009/1/28
携帯サイト制作道場では、私たちの製品やサービスで培ったノウハウの中から、携帯サイト制作に役立つ情報をお伝えしていきたいと思います。
さて今回は前回の予告とおり、実際の携帯サイトの制作を行いつつ、携帯サイト制作における問題点を書いていきたいと思います。
作成する携帯サイトは、1月23日にオープンさせていただいた弊社の携帯サイト「フレックス・ファーム モバイル」です。
見ていただけると判りますように、この「フレックス・ファーム モバイル」は非常にシンプルな造りとなっています。しかしこの総ページ数5ページ程のシンプルな携帯サイトの制作においても、完成までには幾つもの問題に直面することになるのです。
実際、現在公開中の「フレックス・ファーム モバイル」についても実はまだ未完成の状態です。
その問題の多くは今まで書いてきたようにキャリアの違いによるものが大きく、そして更に問題を複雑にしているのは、現在、国内で流通している携帯電話の種類が700種近くに上るといった事実です。これらすべての携帯電話でサイトが利用できるようにするのはかなり至難の業です。
…が、実際のところ『x-Servlet』を導入することでこれらの問題は一挙に解決されるのですが、そちらの詳しい内容については今月から新たに連載されるテクニカルノート『x-Servlet導入記』に任せるとして、こちらの記事では地道に携帯サイト制作を目指したいと思います。。。
では早速ですが、携帯サイトを制作する上でまず一番最初に訪れる問題は「どのマークアップ言語で書くか?」です。
この連載の初回で書いた内容はまさに「主要キャリアのマークアップ言語について」です。主要3キャリアに絞って話をしますと、docomo、SOFTBANK、auではそれぞれマークアップ言語が違います。では、「それぞれのキャリアの携帯電話で見れるサイトにしたい」となると、どの言語を選択したらよいでしょうか?
・迷ったらHTML日本で初めての携帯電話を利用したインターネットサービス「iモード」が登場したの1999年2月ですが、その頃すにでPCの世界ではインターネットが当たり前のように利用されていました。そのPC WEBの世界におけるサイト制作で一般的に利用されていた言語はHTMLです。後発の携帯WEB(iモード)の世界では、PC WEBの世界ですでに普及し周知されていたHTMLを模倣する形で言語が策定されました。その為、基本的なHTMLを利用して携帯サイトを作成すれば、今でもほぼすべての携帯電話で閲覧することができます。
(図1はHTMLだけで書いた携帯サイトの例。絵文字などは利用できない。)
HDMLというau(当時:セルラー)が採用した携帯向けの言語がありましたが、HDML対応端末のサービスは2008年の5月31日に終了した為、事実上、HDMLをそのまま表示できる端末は無くなってしまいました。
そういったことで、携帯サイト制作において使用言語に迷った時は取り敢えずHTMLで作成しましょう。(詳しいことは次回以降の連載で記述しますが、HTMLで書いておくと、より表現力の高い言語である“XHTML”へのスイッチも比較的容易に行うことができます)
いきなり上の言葉を覆すことになりますが、実際、PC WEBの世界で利用されていたHTMLをそのまま携帯サイトに適用することはできません。(殆ど大丈夫ですが、やはりここにもキャリアの壁があります)
PCほど処理能力や表現力が高くない携帯電話では、文字を強調する<b>タグや、ページ分割を行う<frame>タグ、JavaScriptなどスクリプトを記述する<script>タグのほか、いくつかのタグが利用できません。
そういったいくつかのタグを省き、PDAや携帯電話などの携帯端末向けに最適化された言語を“CHTML(Compact HTML)”といい、国内ではdocomoがそのCHTMLに、絵文字やダイヤルキーやアクセスキーなどの仕様を追加し“iモード対応HTML”として採用しています。
この“iモード対応HTML”は上記のとおり“CHTML(Compact HTML)”とほぼ互換を持っているため、iモード対応HTML/CHTMLで作成された携帯サイトは、現在ほとんどの携帯端末で閲覧することができます。
ただし、拡張タグやキャリア独自の絵文字の問題(「前回記事」参照)などにより、その表現力は非常に限定的なものとなってしまいます。
それでもiモード対応HTML/CHTMLは携帯向けの言語ではHTMLに一番近く、その為、PC WEBサイトの開発者が携帯サイトを作成するにあたって一番習得しやすい言語といえます。
WEBサイト制作者にとって携帯サイト制作の近道であるiモード対応HTML/CHTMLですが、よりリッチなサイト開発や、表現力の高いサイトを作成するにはやはり限界があります。
次回はiモード対応HTML/CHTMLをより進化させたXHTMLの利用について書きたいと思います。
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[注意事項]
これらの情報は独自調査のものです。実際のサイト構築時には、各キャリア発表の公式資料をご参照ください。













