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x-Servlet(クロスサーブレット)



導入事例 − ライフネット生命保険 様


ライフネット生命保険 堀江泰夫 氏 新井山仁志 氏

ライフネット生命保険
ホームページが顧客との主要接点である保険会社、ライフネット生命保険(以下 ライフネット生命)の堀江泰夫氏、新井山仁志氏に、携帯サイト変換ソフトウェア「x-Servlet」への評価をくわしく聞いた。

もくじ

  1. ライフネット生命について 〜 生命保険料を半分にすることを目指す会社
  2. 携帯電話ホームページからの資料請求はどのぐらいあるのか
  3. 『x-Servlet』をどう活用しているか
  4. 『x-Servlet』への評価
  5. 「メーカーの公称値は信じない」という立場
  6. 古い機種からのアクセスは、やはりある
  7. 問題がワンストップで解決できる
  8. 『x-Servlet』を何の予算で購入したか
  9. 今後の期待

ライフネット生命について 〜 生命保険料を半分にすることを目指す会社

― ライフネット生命について教えてください。

ライフネット生命は「30代の働き盛りの生命保険料を半分にすること」を目的に設立した新しい生命保険会社です(※1)。開業は2008年5月とまだ若い会社ですが、その志と商品品質はメディアやお客さまにも認められています。

例えば、週刊ダイヤモンド(2009年3月14日号)の特集「保険のムダ 総点検」においては、ライフネット生命の死亡保険(定期)「かぞくへの保険」」が「プロが入りたい保険(死亡保障)」でランキング第一位に選出されました(※2)。

また、お客さまアンケートによると、保障内容の削減も含め、ライフネット生命で保険を見直されたお客さまから、「月々の保険料が平均6,942円安くなった」という回答を得ました(※3)

そして資料請求の数や契約者の数も、開業以来、順調に伸びています。

資料請求はパソコンや携帯電話のホームページから受け付けています。現在は、いわゆる「ネット専業」の保険会社です(※4)

※1 開業時には、既存の生命保険会社の資本は入れませんでした。資本が入ると、その会社の意向を気にせねばならず、「保険料を半分にする」という目標を達成しにくくなるからです。

※2 保険に詳しいファイナンシャルプランナーや保険ジャーナリスト17名の投票による選出。「かぞくへの保険」は12票を得て一位になりました。ちなみに二位は7票。三位は5票であり、二桁の票を獲得したのは「かぞくへの保険」のみでした。(ニュースリリース

※3 ライフネット生命のお客さまアンケート(2008.8.11〜2008.9.2実施:回答者数284名(うち、見直した方120名))に基づいて算出した数値です。(ニュースリリース

※4 ライフネット生命にとって、インターネットとは「間接費を下げ、保険料を下げるための、2009年現在の最適の選択肢」という位置づけです。ネットはあくまで手段であり、「ネット専業」であることに、特にこだわりはありません。

携帯電話ホームページからの資料請求はどのぐらいあるのか

― 携帯電話ホームページからライフネット生命に資料請求してくるお客さまは、どのぐらいいますか?

堀江泰夫 氏
「資料請求の三人に
一人は携帯サイトから
です」

提携サイト経由も含めた資料請求の経路の比率は、「パソコンが2、携帯電話が1」ぐらいです。つまりお客さまの内「三人に一人」は携帯電話から資料請求をいただいています。携帯電話は、ライフネット生命とお客さまをつなぐ重要なチャネルです。

― 「三人に一人」とは割合に大きな比率に思えます。そのように携帯電話ホームページから資料請求してくる人が多いのはなぜだと考えますか?

第一の理由として、ライフネット生命が、週刊ダイヤモンドなどの雑誌などのPRを通じて認知されていることが理由の一つと思われます。「週刊ダイヤモンドを、通勤電車の中、出張中の新幹線、喫茶店などで読んで、ライフネット生命のことを知った。興味が湧いたので、その場で携帯電話からホームページにアクセスして資料請求した」というイメージです。

第二に「携帯電話は、20代、30代の主婦の情報検索ツールとして定着している」という要因も考えられます。保険という商品は、「加入するのは男性でも、調べるのは女性(奥様)」というパターンがよくあります。女性たちは、情報検索ツールとして携帯電話を使いこなしています。

最近の若い世代は、パソコンよりも携帯電話をフル活用しているようです。そうした世代が生命保険を必要とする30代になった時、携帯電話からの資料請求の割合はさらに増えると予測されます。

このように携帯電話は、ライフネット生命とお客さまをつなぐ、重要なチャネルです。

したがって、ライフネット生命の携帯電話用ホームページは、昔の携帯電話から、つぎつぎ発売される最新機種にいたるまで、あらゆる携帯電話で「あまねく正しく」表示されなければなりません。もし正しく表示されなければ「雑誌などを見て電車の中からアクセスしてくれた男性」や、「家事の合間にアクセスしてくれた女性」の心証が悪くなり、資料請求をしなくなる可能性もあります。それは「機会損失」です。

そのような機会損失を「しくみ」として防止するために、2008年12月にKSKの携帯サイト変換ソフトウェア『x-Servlet』を導入しました。

『x-Servlet』をどう活用しているか

― ライフネット生命では、『x-Servlet』をどのように活用していますか?

x-Servletは、ライフネット生命の携帯電話用ホームページをあらゆる携帯電話機種で正しく表示させるための、変換ミドルウェアとして機能しています。

まずライフネット生命側で、i-modeに対応した携帯電話用ホームページを作成します。そのページをWebサーバに設置すれば、あとはお客さまから携帯電話によりアクセスがあった時、そのページがお客さまの携帯電話で正常表示されるよう、x-Servletがコンテンツを自動的にリアルタイム変換します。(※)

x-Servlet動作概念図
※ 特に重要なコンテンツにおいては、KSKの「実機検証サービス」を活用し、コンテンツが正常表示されることを、実機で検証・目視確認しています。

『x-Servlet』への評価

― 『x-Servlet』への評価をお聞かせください。

x-Servletは、「日々発売される新しい携帯電話機種に、速やかにかつ簡単に対応できること」が最も良い点です。

x-Servletは、ウイルス対策ソフトウェアがウイルス定義ファイルを自動更新するのと同様に、新しい携帯電話が発売されると、その機種情報を自動で更新してくれます。コンソールを開いたり、再起動などの必要もなく、社内エンジニアの対応コストはゼロです。

KSKによれば、新機種への対応は、発売日から2営業日以内に可能であるとのことでした。

「メーカーの公称値は信じない」という立場

― ここでKSKに質問です。「新機種の発売から2営業日以内には対応できる」とのことですが、発売と同時に対応することはできないのですか?

x-Servletの情報を、新機種の発売と同時に更新することは可能ですが、あえてしていません。

もしKSKが「携帯電話メーカーやキャリアの公称スペックを信じる」という立場をとるならば、発売と同時と言わず、発売前からでも対応できます。しかし、KSKでは「実測値を確認してからでないと情報は更新しない(公称スペックは信じない)」という立場をとっています。

この立場を取る場合、「新機種の発売と同時に実機を入手」→「実測値を計測」→「情報を更新」という手順になり、対応には2営業日を要します。

― なぜKSKは携帯電話メーカーやキャリアが発表する公称スペックを信じないのですか?

公称スペックが実際値と異なることがあるからです。携帯電話の表示スペック、すなわち一行あたり表示可能文字数や一次記憶領域のサイズなどは、機種の発売前からメーカーやキャリアにより公称値が発表されています。しかし実機で確認した場合、必ずしもその公称値どおりに作動していないことがあります。(※)

― 「2営業日後に対応する」というしくみの場合、その2営業日の間に、新発売の機種からアクセスがあった場合は、サイトは正常表示されないということですか?

いいえ、正常表示されます。未対応の新機種であっても、それがdocomoなのか、auなのか、SoftBankなのかは判別できます。その場合は、各キャリアごとの「最も『シンプルな』コーディングのページ」を出力することになっています。つまり、未対応の期間は「シンプルに」表示され、対応後は「リッチに」表示されます。

※ 公称値と実際値のズレが生じるのは、「携帯電話メーカー側とキャリア側と仕様への解釈の違い」、「ベストエフォート値と実際実現値とのズレ」などが原因のようです。

ライフネット生命としては、「新機種でホームページが正確に表示されること」は重要です。
KSKの方針は正しいと思います。

古い機種からのアクセスは、やはりある

新井山仁志 氏
「携帯サイトにはJ-PHONE
など古い機種からもアクセ
スがあり驚きました」

― 『x-Servlet』を使いはじめて二カ月の間に、古い携帯電話機種からのホームページアクセスはありましたか?

例えば、J-SH010というJ-PHONE時代の非常に古い機種(2003年発売)からアクセスが発生しています。古い携帯電話を使い続けているお客さまは確実にいらっしゃいます。


問題がワンストップで解決できる

― その他、実際に使ってみて分かったx-Servletの良さにについてお聞かせください。

x-Servletを実際に使ってみて「インストールの簡単さ」、「動作の安定性」、「問題のワンストップ解決」の三点が良いと感じました。

第一の良さ、「インストールの簡単さ」について。
x-Servletのインストール、設定は自社で行いました。UNIXの知識があるSE1名により、2,3日で動作確認を行うことができました。

第二の良さ、「動作の安定性」について。
構築してからは、x-Servletが主たる原因となる障害・不具合はありません。

第三の良さ、「問題のワンストップ解決」について。
x-Servletを導入し、KSKとのつきあいが始まったことにより「携帯電話ホームページの表示に関する問題がワンストップで解決できる」ようになりました。

例えば、あるページが上手く表示できない時は、まずはKSKのx-Servletサポートチームにメールしたり、営業の方に電話で問い合わせます。それでほとんどの問題は解決します。また「問い合わせるよりも自分で検証した方が早い」と思われる場合は、KSKの『実機検証サービス』のセルフサービス版を使い、KSKに出かけて、自分で実機を使って目視確認します。その時の必要に応じて、さまざまな選択肢が選べるKSKのサービス体制は評価に値します。

『x-Servlet』を何の予算で購入したか

― ところで、『x-Servlet』は、何の予算を使って購入したのですか?

x-Servletは、「資料請求プロジェクト」の予算の一部で購入しました。実は、x-Servletを購入することで、当初のプロジェクト予算はオーバーしてしまいました。

しかし、上層部には「携帯サイト変換ソフトウェアを導入すれば、今年だけでなく未来にわたり、機会損失防止やエンジニアコスト削減などを実現できます」「これは『汎用的な投資』です」と説明し、予算を認めてもらいました。

今後の期待

― KSKへの今後の期待をお聞かせください。

今回、x-Servletを導入したことで、ライフネット生命の志を込めたホームページを、多くのお客さまにあまねく正しくお見せできる体制が整いました。ありがとうございます。KSKには、今後とも優れた技術とサービスを継続提供していただき、「生命保険の料金を半分にする」ライフネット生命の設立趣旨の実現を支援していただくことを希望します。今後ともユーザーの要望を盛り込んで、製品とサービスをさらに進化させてください。期待しています。

ライフネット生命様、本日はお忙しい中、
貴重なお話をありがとうございました。


ライフネット生命保険

ライフネット生命のWebサイト
※ 取材日時:2009年3月
※ 取材制作:カスタマワイズ